要件事実
要件事実の勉強は、①要件事実「論」を学ぶ場面と、②要件事実を「チェックする」場面に分かれます。 その内、要件事実「論」を学ぶのは、要件事実の基本を学び、要件事実思考の基礎を作ることが目的です。 要件事実論をどのくらい勉強するかについては、色々…
このブログでは、民法・会社法だけでなく、憲法・行政法についても、個別法の要件事実を考え、事実をあてはめることを繰り返し薦めています。また、民事訴訟法については、民訴法そのものの要件事実はもちろん、民法等の要件事実を「使って」民訴法を理解す…
民事訴訟法は、とにかく取っつきにくい科目です。1年生で勉強を始める段階で苦手意識ができてしまい、そのまま不得意パターンに陥ってしまう危険が大きいと言えます。 1年生、特に完全未修者は民訴の授業が始まる前に、木山泰嗣「小説で読む民事訴訟法―基礎…
会社法には要件事実は必要ない、という人もいますが、①要件・論点相互の関係がわかり、②答案が読みやすくなるという会社法特有の効用が大きく、是非とも要件事実を意識した学習をお薦めします(そもそも長文の事案処理が出題される司法試験では、要件事実→事…
私が行ったローは要件事実教育が有名で、2年前期に講義がありました。 使っていた教科書は、司法研修所編「紛争類型別の要件事実」でした。司法試験受験生の間では超メジャーな教科書ですし、「類型別さえやってれば要件事実は大丈夫」と言われる本です。 …