民訴の勉強法
司法試験では民訴法は独立の科目である上、民法の出題は紛争=民事訴訟を前提としており、会社法も会社訴訟=民事訴訟を前提とし、憲法・行政法も具体的出題は行政訴訟の場面が多く、行訴法7条により基本的に民訴法に定める手続によることから公法系・民事…
前にも書きましたが、民訴法は司法試験で最も発展的な内容が出題されます。すなわち、基礎事項から説き起こして、それまで考えたことがなかった問題を何とか論じなければいけません。 したがって、演習についても①基礎事項を深く考え、理解すること、②基礎か…
藤田広美「講義 民事訴訟 第3版 」と岡口基一「要件事実マニュアル 第1巻(第4版)総論・民法1 」第1編の併読でそれなりに民訴法が分かるようになると思います。 しかし、これだけで司法試験に合格できるのは一握りのとても優秀な人だけです。また、藤田・講…
民事訴訟法は、とにかく取っつきにくい科目です。1年生で勉強を始める段階で苦手意識ができてしまい、そのまま不得意パターンに陥ってしまう危険が大きいと言えます。 1年生、特に完全未修者は民訴の授業が始まる前に、木山泰嗣「小説で読む民事訴訟法―基礎…
民事執行法•保全法は司法試験の論文式試験で直接問われることはありません。また、短答式試験民訴の廃止にともない、短答でも直接問われることはなくなりました。 しかし、民事執行法・保全法の基礎を学ぶことは司法試験にとても役に立ちます。ローで開講さ…
高橋宏志「重点講義民事訴訟法(上) 第2版補訂版 」「重点講義民事訴訟法(下) 第2版補訂版 」は司法試験受験生にとって最も賛否の分かれる書籍の1つです。 大体の認識としては、「ほぼ毎年同書の問題意識が問われており、読むと読まないのとで大きな差がつく…