司法修習生Higeb’s blog

68期司法修習生によるブログです。法律の勉強法・基本書・参考書などの司法試験ネタや勉強ネタを中心に書いていきます。

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「基本書の読み方−その2」と「短答の勉強の仕方の基本」

短答の勉強の効用の1つに「基本書を読み込む良いツールになる」というのがあります。

前回「基本書の読み方−その1・最初の3回通読 」で書いた3回通読後に基本書を読み込むには短答の過去問を潰すのが、問題意識を持って読めるので理解が進み、今後の学習上重要な知識もつくことから非常に有益です。

 

そこで、短答の勉強の仕方の基本を書きます。

なお、ネタ本は過去問が収録されていれば何でもいいのですが、私は辰巳の肢別本を使っていたので、それを前提に書きます。

 

まず、肢ごとに◯☓を考えます。

次に、全てについて基本書をチェックします。その際には、予備校の本が記載する基本書ページ、根拠となる判例の年月日から基本書末尾の判例索引を使うと該当箇所が手早く見つかります。

基本書のチェックは最低目次の最下層まるごと読みます。その上で、直接的な言及箇所に線を引きます。短答に苦手意識がある人はその横に出題年・問題番号を「14/民/23」などと書くといいと思います。このプロセスで基本書をものすごく読み込むことが出来ます。

その上で、はじめにやった◯☓の正誤を確認し、間違った問題にはチェックをします。その際、理由付けまで完璧にわかったもののみが正解です。理由付けが曖昧だったものは間違い扱いにします。

 

2周目以降は間違った肢のみ上記を繰り返します。これを完全に間違いがなくなるまで科目ごとに何度も繰り返します。

なお1度間違えたものは2度間違わない」は不可能です。私は1度間違った問題は2度も3度も4度も間違いました。ですから、間違いがなくなるまで回すと本当に5回以上回さなければなりません。根気よくやりましょう。

 

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