「TKC全国実力確認テスト」の結果が悪かった人が冬休み以降やるべきこと
短答の勉強の仕方は、「基本書の読み方−その2」と「短答の勉強の仕方の基本」 - 司法修習生Higeb’s blogで書いた通りです。
が、12月のTKC 模試で科目毎の点数が75%いかなかった科目がある人は別です。
短答に合格しないと、論文が採点されず、弱点把握ができないので、翌年の再受験も非常に不利です。ですから、何としてでも短答に合格しなければなりません。緊急対応が必要です。その方法を書いておきます。
まず、第1に、下に書く肢別本を10回回すまでは、短答以外の勉強は中断すべきです(ロー卒業に必須の定期試験勉強を除く)。短答合格の重要性の高さに加え、短答ができないのは論文式試験に必須の基本的知識が不十分と考えられるので、論文の勉強自体が極めて非効率だからです。
第2に、辰巳法律研究所「肢別本〈平成26年版〉」を、問題を見て、○×を確認していきます(肢別本を持っていない人は購入しましょう)。肢別本の一行解説と条文のみをチェックします。とにかく数をこなしましょう。これを10回は回しましょう。また、間違ったところだけ何回もやるのではなく、全問題を繰り返しましょう。現状で模試で75%取れない人は「知ってるつもり」の知識が多いので、出来た問題も繰り返す必要があるからです。
第3に、2月以降に答案の添削をしてくれる人を複数見つけましょう。論文の力を促成栽培的に付けるには、毎日のように答案を書き、検討し、添削を受けて更に検討する、ということを繰り返すしかないからです。知っている合格者の先輩に図々しくても頼みましょう。ローの先生に相談して紹介してもらうのもいいと思います。
最後に、私が本来嫌いな精神論を1つだけ。これから本試験までは短いようで長いです。やれることはたくさんあります。ここ数ヶ月の頑張りによる学力の伸びはかなりあります。私も論文の書き方については、4月からの1ヶ月で激変と言っていいほど伸びたと思います。ここで諦めないのが大事です。
択一の緊急対応後の論文の緊急対応はまた書くつもりです。