我妻「民法案内」の活用(基本書・参考書)
民法は一つ一つの条文・制度の理解が甘いと他の条文•制度の理解も進まないことが、初学者•苦手者を苦しめます。
一つ一つの条文•制度を、原則と例外を明確に意識しながら、具体的な事例をイメージして理解することがとても大事です。
そのための参考書として極めて有益なのが我妻榮著•川井健ほか補訂「民法案内 1-12」です。
我妻先生というとものすごく難しいイメージがあり、敬遠する人もいますが、民法案内は我妻先生が初学者向けに口語体で書いた本で、非常にわかりやすいです。
また、かなり量が多いのは事案を示しつつものすごく丁寧•親切に説明してあるためです。基本書を読んでいてさっぱりわからない、疑問を感じる、何となくしっくりこない、等の場面で該当箇所を読むと、「なんだ、そういうこと!?」という目から鱗が落ちることが多くあると思います。
特に民法が苦手な人、初学者には強く推奨する本です。
- 作者: 我妻榮,幾代通,川井健
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 2009/03/27
- メディア: 単行本
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