司法修習生Higeb’s blog

68期司法修習生によるブログです。法律の勉強法・基本書・参考書などの司法試験ネタや勉強ネタを中心に書いていきます。

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基本書•参考書•副読書の区別について

司法試験の勉強は基本書を軸に進めます。しかし、基本書だけを読んで基本書を理解できるのはものすごく頭がいい人だけです。
大半は他の本の力を借りて、基本書を理解していくことになります。
私は常に読んだり参照する本を、基本書、参考書、副読本の3つに分類していました。

まず、肝心要の「基本書」は3回以上通読した上で、判例を読むとき、答案を書くとき・検討するとき、短答問題で間違ったところや曖昧だったところを確認する時に、常に立ち戻って読み・確認する本のことです。文章を覚えてしまうくらい読むこむ本のことです。
勉強の進度によって基本書が変わることはあっていいと思います。が、基本的にはロースクール生活でずっと付き合う本という意識でいいと思います。

「副読本」は、答案を書く・検討する、判例を検討する、演習の準備をするときなどに、該当箇所を読み込み、考えを深め・知識の幅を広げるための本です。結果的に3年生の夏休みまでには通読したのと同じ状態にすることになる本です。私の場合、中田裕康「債権総論 第三版高橋宏志重点講義民事訴訟法(上) (下)第2版補訂版」(注)部分(本文は基本書)などが典型です。

「参考書」は、辞書的に用いる、苦手分野について別の角度から勉強する、などのための本のことです。私の場合、石丸俊彦「刑事訴訟の実務 三訂版」が典型です。


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